日々過ごすブログ

とりあえず文章を書いてみよう、というブログですね

COCOON読了

COCOON

COCOON

想像してみました―――

わたしたちのおしゃべりが糸になって

白い繭を作っているところを

 

最近、店頭で頻繁に見かけるようになった今日マチ子の単行本。

イラストが好きな系統だったので、思い切って買ってしまいました。

 

ストーリー的には、沖縄戦の悲劇としてよく挙げられるひめゆり学徒隊に纏わるエピソードの最大公約数、と言う感じ。

お菓子や石鹸のにおいが好きな、男達を拒絶して、お茶を飲みながらお喋りをしていたい少女達が、彼女等の空想する美しい世界に緩やかに守られながら、次々死んでいくお話です。

最後には主人公サキを強く率いたマユ(実は女装少年です)が命を落とし、サキは「繭が壊れて」羽化し、飛べない羽根を背負ったまま、少女ではなくなって生きていく事になります。

 

彼女達は、自分を守る空想の繭を作り、夢の中で生き続けますが、人間って結局、自分の見る世界という繭にくるまって生きているのかも知れません。

羽化したサキは、次は「女」としての繭を作っていくのではないかな。